DVD「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11」 ディスクレビュー & 超遅ライブレポート

ついに昨年11月3日に東京ドームで行われたPerfumeワンマンライブ「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11」のDVDが発売されたと言うことで、それのディスクレビュー、そして今更感バリバリですが当日の様子などを思い出しつつ、交えて行きたいと思います。(ネタバレ含みます)


まず、この東京ドームワンマンの開催が発表があったのは確か5月31日の朝方だった、と記憶しています。
やはり武道館にも行けず、代々木も横アリも、直角ツアー@札幌もPTAツアーも参加出来なかった悔しさを経ての上京でしたから、朝から歓喜した覚えがあります。
ROCK IN JAPAN 2010(以下RIJ)で初Perfumeを体験したとは言え、やはりそれはフェスであり、先人の言葉を借りれば「ダイジェスト版」なわけですから、ワンマンに行かないとわからないことがたくさんあるだろう、と思っていました。


当日は祝日でしたが私は学校でした。1時限目が必修だったので一応行きましたが我慢できるはずもなく、出る予定だった2時限目を切り上げて帰宅して即時駅へと足を向けたのでありました。
その電車の中でもニヤニヤ、ニヤニヤ。ニコニコ、ニコニコってのっちじゃないけどそんな感じで丸の内線に乗ったころなんて気が気じゃないわけですよ(笑)

いざ降りて東京ドーム本丸が見えるともう5cmくらい宙に浮いてたんじゃないかと言うほどの勢いでした。
まだ始まるまで6時間くらいあると言うのにとにかく気が気じゃないんです。
物凄い人。しかもみんな同じようなカッコで同じバッグ(物販購入者が貰えた黄色い手提げバッグ)を持っているし、なんだかもうホントになんだろう、ホントに東京ドームに来たんだな、と言う実感が体中に沸いていたというか最早充足感さえ感じていたような感じです(笑)

開演前はどう過ごしていたかと言うとネットで知り合った2年来の友人の方々にやっと会えたり、twitterで出会った方々と挨拶を交わしたりしていました。



会場に入ったのは16時半頃。席は1塁側の内野席のところでした。
私の視力からすれば当然ステージは見えないのですが、このライブほど席や値段がどうでもいいと思ったライブはありませんでした。
この5万人と言う人数で、同じ空間、瞬間を共有できることが大事だと決して言い聞かせたわけではなく心から思っていて、ホントに席はどこでもいいと思っていました。勿論アリーナなら嬉しかったですけどね(笑)
入って思ったのはやっぱりデカい。10年以上ぶりに東京ドームに来たけどあの時わからなかった大きさ、と言うのが初めてわかった気がしました。
そして震えが止まらない。自分が出るわけじゃないいのに震えが止まらない。Perfumeのライブを見るのは2年来の夢だったからか、いよいよかと言う気持ちからかどこから来てるのかわからない震えでありました。

開演直前にもう1回会場全体を見渡すと見事に人で埋まっているのです。
そこでもう涙が出そうになりました。正直、このドームワンマンが発表されたときは到底ソールドアウトするとは思えなかったと言うのが本音で、ソールドアウト、サイド席発売の知らせを聞いたときは本当に嬉しかったし、驚いた。
⊿(トライアングル)発売後、どこか勢いが落ちている感じは否めなかったというか個人的に勝手に感じていただけかもしれないけど、そういう感じがしていたので「不自然なガール/ナチュラルに恋して」「VOICE」の売上げ枚数を見た時もビックリして自分は何を思っていたのだと自責の念に駆られたものでした。

そしていよいよ。


00.GISHIKI

3人が純白のドレスに身を包み、各花道の先端から中央に向かって歩く。こんな演出を誰が予想しただろうか。
その姿に私はどこかあっけに取られ少し呆然としてしまいました。
そのウェディングドレスを彷彿させるドレスのせいもあったし、静かにライブが始まったと言う予想外の演出に対する緊張からか、うまく状況を飲み込めませんでした。


01.シークレットシークレット

3人が中央ステージに設置されたテントみたいなものに吸い込まれて、一瞬だけども長く感じた静寂がありました。
「何が始まるんだ」と言う5万人眼差しがただそのテントを見つめていたその中であのイントロが流れたのです。

「ランランラン...」

そう、あのイントロ。1曲目は私がPerfumeにどっぷり浸かるきっかけとなった曲、シークレットシークレットでした。
忘れもしない2008年10月3日、Mステスペシャルでやったシークレットシークレット。これが私がPerfumeの虜となったきっかけです。一糸乱れぬダンスに目を奪われ、狂ったようにネットサーフィンしたあの日です。

それがあって、1曲目にこの曲ですから、私の涙腺は早くも崩壊。
ノリノリな周囲の観客を余所目に私は半ノリと言った感じで「これは夢か真か」と言う状態です(笑)

私の心を奪ったあのダンスは相変わらずキレキレで、よく見えないけど5万人の眼差しを受け躍動している3人をこの目に焼き付けようと努力しました。



02.不自然なガール

続いては4月に出た不自然なガール
RIJでも見たけどライブ映えするなあ、と。
ただ私は1曲目のインパクトからまだライブに入り込めていない状態なので正直に言えばそれほど記憶がないんです。
MVじゃダンサー従えて歌っているけど、3人だけのこの曲もクールでカッコいいですよね。
DVDだとあ〜ちゃんの敬礼の時の笑顔がキュートでかわいいです(笑)


03.GAME

曲が終わると「コツコツ」と言う足音と共にモニターに「GAME」と言う文字が浮かび上がるのです。
会場全体ヒートアップ。私もGAME TourのDVDで何度も見てたあのGAMEだ、と遂に生で見れるのかと激上がりでした。
どこまでもクールに踊る3人、ライトセーバーを持って花道を颯爽と歩く3人、そして中央でサッとポーズを決める様はもう文句なしのクールビューティ。完璧なのです。



04.ワンルーム・ディスコ

光が乱反射しているかの用な照明と共に流れたあのイントロ。
あ〜ちゃんの「東京ドーム!」の一声でどこか張り詰めていた空気が一気に切れ、5万と3人のエネルギーが一斉に放出。東京ドームはまさしくあの瞬間にディスコと化したのです。ワンルームじゃなく、ワンドームで。
この曲と言えば私にとっては、1番Perfumeにどっぷり浸かっていた頃にリリースされ、ヘビロテした曲でありますし、こうやって大学進学で上京してきてワンルームに暮らす身としては何とも言えない感情がわきあがりました。その上にあ〜ちゃんの「東京ドーム!」の声で「そうだ東京ドームにいるんだ」とハッと気付かされ、また涙してしまうわけです(笑)
この曲あたりからあ〜ちゃんの煽りなんかにも助けられつつ次第に状況に慣れ始めて純粋にライブを楽しめるようになりました。
あのオープニングに加えて、クールに決める曲が3つ続いて緊張がなかなか解けなかったとは言うものの、なんだか情けないですねえ、自分(笑)


ここで1回目のMC。噂には十分聞いていたとは言えやはり長いですね(笑)
ロックバンドの二言三言のMCに慣れていることもあって「ここで終わりかな?」と思えば「まだあるんかい!」と思わされ(笑) ちなみに例のあれでは私はたまねぎでした(笑)
5万人の「Perfumeです!」はやはり凄かったし、のっちの「ドームの真ん中で飲む水は格別」発言もまあ頷けると言うか、気持ちが落ち着いたのもあって凄いなあ、広いなあと思っていました。
MCはやっぱりあ〜ちゃんのと言うか3人の誠実さが滲み出てるなあとつくづく思ったし、礼の長さは相変わらず(さすがと言うべき長さ)だし、これがPerfumeのワンマンかと実感できるものでした。

「今日は数がちょっと多いですけれども、いつものライブ、Perfumeライブ、O-crestの時も、O-WESTの時も、原宿アストロホールの時も、表参道FABの時も、あの時のワンマンライブの気持ちと全然変わらないから」 この言葉が全てだと思います。



05.ナチュラルに恋して

これまた4月のダブルAサイドの曲ですね。
「手拍子をお願いします。」と言うことでしたが、やはりドームは音響や広さの兼ね合いで拍手が合いませんね。
これは予想してたし、仕方のないことなんだけれどもDVDを見て尚更思ってしまいますね。
でもまたそこがドームらしさ、と言いますか。そこを含めてのライブ感と言うものがある意味ありますよね。
また思ったのがこういう曲で衣装の可愛さが際立ちます。黒をベースにカラフルな色使いとか、こういう晴れ舞台にふさわしい、かわいい衣装だな、と思いました。


06.love the world

私がPerfumeを好きになりだした2008年のPerfumeといえばやっぱりこの曲がフィーチャーされることが多かったので、この曲にも強い思いがあります。
あの年の年末の歌番組でもこの曲を歌うことが多かったし、好きになる前でもCMっでかかっていたのを聴いていたので、あのラブワだよなあ、と感慨深いながらもノリながら聴いていました。
振り付け、やっぱりかわいい。



07.I still love U

あのイントロが流れた時、ついにこの曲だ、と興奮しました。
この曲はリリース当時、先行配信でサビの部分だけ聴いた時の印象とフルで聴いたときの印象が凄く違っていて驚いた思い出がある、あのアルバムの中だと特に好きな1曲です。
3人の悲しげで哀愁漂う表情、振りに相反するビートの効いた4つ打ちサウンドのギャップにはいつ何度でもやられてしまいますね。あの時生じゃ見えなかったけどあ〜ちゃん必殺ウインクもDVDでしっかり確認しました(笑)



08.575

8月にリリースされたVOICEのカップリング、ライブ初披露でしたね。曲が始まったときのオーディエンスの「オーッ!」と言う歓声がみんなこの曲を待ちわびていたと言うことを如実に表していると思います。
ナチュ恋、ラブワとポップなラブソングが続いた後のIslU、575とちょっと寂しげな曲を並べてくる辺りにらしさを感じます。
ダンスなしでフリーに歌うスタイルはホール講演をやりだしたころからよく見られるようになったスタイルですが、この曲には合っていていいですよね。
ラップの部分も面白い曲だし、PerfumeBPM高めの曲ばかりではない、と言うことを感じる1曲です。

そして最後に「届かない 距離だからこそ 届けたい」とモニターに映し出されるのとともに3人がマネキンのようなポーズをとりつつステージ下へ下がっていきます。




09.Perfumeの掟(1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11)

3人が下がると、まずは「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10」と題された映像によるコーナーです。
各数字を持ったメンバーがポージングをしたりするのが次々と映し出されていきます。

そして最後に3人がそれぞれの誕生日を左からかしゆか、のっちあ〜ちゃんの順に縦に書き出していきます。

12 + 23 = 35

9 + 20 = 29

2 + 15 = 17

とそれぞれ縦に書き出されます。
次にかしゆかとのっちが35 - 29 をして = 6と書き出します。
それをあ〜ちゃんが17 - 6 をし、=11 となりました。
なぜ「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10」と言う題だったのか、私なりの考えだとこの次のPerfumeの掟 = 11なのです。
この11を出してきたのは3人の誕生日から生まれたとは言え半ばこじつけに近い形ですが、よく練られた凄いものだな、と思います。

そこからPerfumeの掟突入です。中田ヤスタカの音楽が流れる。
すると中央ステージに575の最後で3人が見せたポーズをしたマネキンが上がってきました。ライブ冒頭の純白のドレスもなぜか風船を携えて各花道先端に上がってきました。
「これは?」と最初思いました。その後、「Perfumeの掟」と言う声とともに3人がバックスタンド側のステージにせり上がります。
画面に映し出された3人と同じダンスをする。DVDだと少しずれたように見えますが、当日はピッタリでした。
踊った後「のっち 大本彩乃 1988920」と自身の誕生日を画面に映し出された電卓のようなものに打ち込む。
同様に「かしゆか 樫野有香 19881223」「あ〜ちゃん 西脇綾香 1989215」
打ち込み終わったと思えば「右手と右足が一緒になっています」「手の高さは正確に、指の動きも確かめて、足の動きも滑らかに」などと言う声と画面に映し出された3人に合わせて踊っていると言うか動いているわけです。
この間私はまたもあっけに取られていました。よく見えないと言うこともありましたが、何が起きているのかが掴めなかったのです。展開が早くて。

あ〜ちゃん、のっちがいなくなりました。「10人のかしゆか」と言う声とともに画面のかしゆか9人に合わせてかしゆかが画面前で踊ります。
それが終わると「あ〜ちゃんアップ」の声。 あ〜ちゃんはいつの間にか中央ステージです。レーザーガンを持って競りあがってきました。先ほど上がってきた純白衣装が携えていた風船をそれで破壊、ニコッと笑うと息つく暇なく「のっち 1 2 3...」と彼女はこれまで何も触れられることのなかったバックスタンド側にあった「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11」オブジェの1の前に居て、「1」のアナウンスと共にポーズをしていきます。
その数字はメジャーシングルの枚数と枚数と同じ。各オブジェ前でそのシングルの振りの一部分をポーズします。

1:リニアモーターガール
2:コンピューターシティ
3:エレクトロ・ワールド
4:チョコレイト・ディスコ
5:ポリリズム
6:Baby cruising Love
7:love the world
8:Dream Fighter
9:ワンルーム・ディスコ
10:不自然なガール
11:VOICE

11でVOICEの小窓から覗くようなフリを見せたと思えば一塁側花道先端にかしゆか、逆にはあ〜ちゃんがのっちに倣って小窓のフリをしながら競りあがって来たのです。
「いつの間に?」と言う驚きと、私はずっとあっ気にとられ「何が起きているんだ」と右往左往です。

2人が花道の先端で踊ってる間、のっちは中央ステージへ颯爽と歩いているのです。
「あれ、3人が一緒のことをしてない」と思ったのもつかの間、「のっちアップ」の声を合図にのっちが踊りだす。
2人が中央へ小走りで向かう。合流。そして3人で踊り始めるわけです。(10人のかしゆかの踊りと一緒?)

一旦踊り終えると今度はマイケル・ジャクソンかと思うようなクール演出。
だと思ったらモノマネ芸人のコロッケかと思わせるようなロボットの故障の演出。
「え?」と思うと「息を合わせて」 先ほどの踊りがもう1度です。一糸乱れず、表情一つも変えず、まさにロボットのように。

踊り終えるとまた575終わりの時と同じマネキンポーズで一旦ステージ下に行きますが、また同じポーズで衣装を変えて上がってきました。



10.VOICE

そしてここでVOICEです。
なるほどそういうことか。よくわからないけど当日全然わからなかった何かがDVDを見てわかった気がしました。

映像での誕生日ネタから、掟での誕生日を打ち込む演出。1から11までのダンスとここでVOICEを入れてくるセットリスト。そしてあのマネキンポーズ。
全てが繋がっている気がするのです。それが何を意味するか、10人のかしゆかあ〜ちゃんの風船破壊を含めた演出がどう、何を意味するのか細かいところまではわからない。
でも何かどこかで絶対繋がっている気がするのです。それが過去10年の振り返りであるのか、11年目に対する決意なのか、はたまた成長するPerfumeの道筋、シナリオの凝縮版なのか私にはわからないが、きっと何かある。

その辺りについてはかの道夏さんのブログ(http://dmsl.blog116.fc2.com/)での解釈が非常に面白いです。
是非ご一読を。


ここでのVOICE、3人は少し疲れているのか少々フリがズレているように見える箇所もありますが、変わった衣装の緑色とレーザーの緑色がよく映えてカッコいい。
最大限に上がった中央ステージの1番高くで歌う彼女らは、まさに東京ドームで公演をやるにふさわしいトップアイドルだった。
モニターには歌詞が映し出される。「輝く宝石 みたいに続くなら」 続いて欲しいと思った、その瞬間が。



11.コンピューターシティ

ここからは王道のライブ曲。
思わず見入っていたオーディエンスの熱気も戻ってきたという感じだ。
もうMステでこの曲がとうの昔に感じてしまうような、そんなカッコよさだった。
お茶の間で見ているのとでは迫力が違うのだ、迫力が。


12.エレクトロ・ワールド

定番の流れではあるが、生は違う。
3人が踊る、5万が踊る。5万が踊る、3人が踊る。
東京ドームでのoioiコールとはこんなに凄いものなのか。
言うことがないのです。東京ドームは揺れていた。


ここでついに例の鳩のMC(笑)
抱腹絶倒なMCですが、ホント5万人の観衆の前でよく鳩の話をしたな、と(笑)
そこのらしさも失われていないのがホントにいいですよね。
あと楽しいとしきりに言う3人。カッコいい曲なのに笑ってしまう。
Perfumeはいつでも人を笑顔にさせます。



13.パーフェクトスター・パーフェクトスタイル

この曲に関するネット上でのあの話を聞くと、あの時期を乗り越えてこうやって東京ドームで出来ていることが本当に良かったな、と思います。
Perfumeが好きでよかった、応援していて良かったと思える楽曲です。あの話の真偽はまあわからないですけどね。
DVDでは直角ツアーDVDみたいな変なエフェクトがついてなくてよかったです。あのエフェクトは個人的に嫌いなんですが、そのままで安心しました。
欲を言えばGAME Tourやbitterの時みたいにフルで踊って欲しいなとは思うけど、まあそれはそれで。


14.Dream Fighter

私がPerfumeファンになって初めて出たシングル、また私が生涯初めて買ったシングルであるこの曲。
この曲でまたもウルウルとしてしまいました(笑)
「最高を求めて 終わりのない旅」をした結果がこの東京ドームなのです。


15.PTAのコーナー

さあ来ましたこのコーナー!!
RIJで体験したとは言うものの、フル版は初。
もうごちゃ混ぜ感が物凄いですが、これをなくしてPerfumeのライブないと言う感じですから、振りに四苦八苦しつつも楽しみました(笑)



16.ジェニーはご機嫌ななめ

あ〜ちゃんのリフトがなかなか上がらないトラブルはDVDで気付きました(笑)
各メンバーコールは凄いなあ。私も全力で叫びましたよ当然。
5万人が共通認識で各コールを叫ぶって凄い。ってかリフト意外と高いよね(笑)


17.コンピュータードライビング 〜 Perfume

「揺れて〜!」で来たかと思えばちょっと肩透かしを喰らった感じに(笑)
夢のカーでグルグルユー!!これも生では初めてなんで気合入りすぎてずーっとグルグルユーやって手首腱鞘炎になるかと思いました...
ってかみんなサインボールに気が行きすぎてコール忘れがちになってたのね。DVDで気付いた(笑)
あとのっちの投げキッスは何なのww

この車で近くに行くと言うのは575終わりの「届かない 距離だからこそ 届けたい」と言うメッセージの表れかな、とか思ったり。


18.チョコレイト・ディスコ

ついに来たキラーチューン。
DVDが発売される前の各メディアの映像でこれが流れてましたが、その度5万人の凄さに身震いと涙したものですがDVDで改めてその凄さに圧倒されてしまいます。
そういえばバレンタインが近いけど、バレンタインと言えばこの曲、になってると思います。十分に。


19.Puppy love

この曲が来るとああ、ライブも終わりか。と少し切なくなりますよね。
何度もしつこいけど5万人と言う規模の大きさをこの曲でも感じる。
みんなが上上下下の動きを一斉にやる眺めは壮観であることに間違いない。ステージから眺める3人はさぞ気分が爽快だったはず。


20.wonder2

ホントのエンディング。やっぱりこの曲が最後がいいです。
聴いていて切ない、けどどこか温かみを感じるホントに不思議な曲です。wonderです。



EN01.ねぇ

アンコール出て来ての泣かせMC。ズルいです。
ホントに3人の誠実な、真っ直ぐな思いが出ていて泣かせてもらいました。

「わざとらしい言葉で言いたいんじゃなくて、ホントに夢見てるみたい」
「楽しい時間ってホントあっと言う間に感じちゃって勿体ない」
「苦労人じゃねえとか言われるけど、全然無駄な時なんて1つもなかった」
「今日ここに、この夢のステージに、かしゆかとのっちと一緒に立ててることが凄い嬉しいです」



こんなんズルすぎやしませんか?笑
泣くの当たり前でしょうに!! 当日も、メディアで流れた映像でも、DVD見ても泣きましたわ!!もう!!
いつでも周りへの感謝を忘れない、しかもそれが上辺だけじゃなく、心からのものだと伝わるから、嘘がないから、心打たれるのです。



まだこの時発売前だった、ねぇ。
なんと言ってもあの高速ステップは凄いし、ダンスも歌詞も衣装もかわいいし、好きな曲であります。




EN02.ポリリズム

「私達に大きなチャンスをくれた曲です。11年目もこの曲のチャンスを掴んだ時のような11年目を送りたいと思い、この曲を最後にしました」
とイントロデュースされて始まったこの曲。今まで見たポリリズムの中で最高の、ベストのものでした。
ポリループでの花火からの流れは何度見ても涙なしでは無理です。





そうして幕を閉じたあの日。
もうずっと忘れられません。
このDVDを見て改めて思ったのはPerfumeと言うのはメンバーの人柄や性格、曲、歌詞、ダンス、MC、演出、照明などの演出、その全てを含めた総合芸術だと言うことです。
のっちの男っぽさと言うかひとつひとつの仕草、ボーイッシュなところ。かしゆかの小悪魔的魅力。あ〜ちゃんの誠実なところ、屈託のない笑顔、涙もろいところ。全てがこのライブと言うものに詰まっていると思うのです。Perfumeはライブじゃないとわからない、と改めて言います。

私はPerfumeのどこに魅力を感じるかと言うと、やっていることは機械っぽいのに中身は人間味に溢れているというところです。
同じく私が好きなPOLYSICSにも共通していることなんですけど、音楽は凄く機械っぽいというか声にエフェクトがかかっていて、ロボットっぽいダンスを踊って。
でも中身、人柄は凄く人間味が溢れているというか、三者三様の性格であるとかそういうところに惹かれるのです。
あとは本人達は苦労じゃないとは言っていたけど苦労しているところ。ここにはどうしても魅力を感じます。低迷期を経験してのブレイクと言うサクセスストーリーいは軒並みだけど弱いんですよね。応援したくなる要素しかない。
だからあの4、5年前に街頭でチラシを配ってた3人が今では5万人の前で踊るようになったのか、と考えるとどうしても涙なしでは見ることが出来ないですね。




2010年のPerfumeは3枚のシングルをリリース。全てでオリコン2位でしたが、今のチャートはあるグループ2つの2強時代と考えれば十分に凄いことです。
そして海外進出も果たしました。夏フェスも3本出演。3年連続の紅白歌合戦。言うことないじゃないですか。
2011年、新曲の「レーザービーム」が発表され現時点だと次の動きを待っているところです。
このDVDを見ればこれからのPerfumeには期待が膨らむばかりです。

今は一時期ほどのPerfumeに対する熱は失われているかもしれない。
でもずっとPerfumeは好きだし、応援していきます。本当にずっと好きです。
長くなりましたが、凄くいいDVDです。本当にありがとうございました。
2011年、アルバム&ツアーに期待!!